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チームビジネスエンジニアMGU

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《白石和紙×岩出山しの竹細工》 × バレッタ制作にあたってのフィールドワーク

私たちは宮城学院女子大学宮原ゼミのメンバー5名で構成しているチームビジネスエンジニアMGUです。

普段は観光による地域活性化について学んでおり、今回宮城150周年の活動の一環として、白石市「佐藤紙子工房」と大崎市「竹工芸館」へコラボレーションバレッタパーツの制作依頼をし、現地へのフィールドワークも行っています。白石市、大崎市どちらにも2回ずつフィールドワークを実施したのでレポートします。

〇白石市でのフィールドワーク  (第1回:7月18日、第2回:8月26日)

 第1回の佐藤紙子工房へのフィールドワークでは、白石和紙に型板で模様をつける’’拓本染め’’の作業過程を見せていただきました。拓本染めでは、模様をつける前にこんにゃく粉を溶いた糊を塗って白石和紙を強化します。白石拓本和紙には様々な種類の模様があることを本やインターネットを通じて知っていましたが、実際にその型や模様のつく瞬間を見るのは初めてでした。その作業過程を拝見した後、商品にならない和紙の端切れを数枚いただきました。また、工房には、バレッタの和紙パーツに近い素材・ボタンがあったため、グループで共有するため、お貸しいただきました。

 第2回目は、和紙パーツに使う和紙を購入するため訪問しました。それぞれ違う柄の和紙を5枚購入し、柄は、松竹梅、そばの花、縞、花菱というものです。(写真①)

試作したバレッタを佐藤さんにお見せしたところ、「素晴らしい!」とお褒めの言葉をいただくことができました。また、もう少しシンプルな柄もあったらさらに良いというアドバイスもいただき、今後は購入するお客様の視点からの意見を取り入れ、改善する必要があると感じました。

〇大崎市でのフィールドワーク  (第1回:8月4日、第2回:9月2日)

 第1回の竹工芸館へのフィールドワークでは、指導員の千葉さんに、岩出山しの竹細工の歴史や近年の課題、現在行っている取り組みについて伺いました。

 歴史について、現代では伝統工芸品として受け継がれている岩出山しの竹細工ですが、生まれたきっかけは武士の副業だったそうです。それが家仕事の一環になり、徐々に伝統工芸として受け継がれるようになったとお聞きしました。近年は、職人の高齢化が顕著であり、竹細工を続ける人の数も昔に比べると減少しています。お話を伺った千葉さんの生徒も、十数年たった今では引退しているだろうとというお話を聞きました。その他数十人の職人が岩出山周辺にいること、在宅で仕事をする方もいることを知りました。コロナ禍の影響もありますが、教える環境が整えば、家にいながら遠隔で作業をしたり、竹工芸教室を開いたりすることも可能なのではないかと感じました。また、そのような可能性から、さらに竹工芸に親しむ人を増やせるのではないかと考えました。

竹工芸館では高齢者や小学生を対象に竹細工の指導を行ったり、ガラス細工など異素材とのコラボレーションを行ったりするなど様々な取り組みをしています。現代のニーズに合わせたデザイン、ユーモアのあるデザインのものが多く展示されていて、私たちもその作品を拝見させていただきました。(写真②)

第2回では、バレッタに使用する竹細工パーツの制作過程を見せていただいたほか、事前に依頼していた40個の竹細工を購入しました。この訪問を終え、《白石和紙×岩出山しの竹細工》バレッタに必要な材料がそろいました。今後は来週9月24日(土)にブランチ仙台 まちスポ仙台で開催予定のワークショップに向け、SNSでの告知や準備を進めていきます。