学生が行く!宮城伝統の技150

宮城に息づく伝統・文化、歴史等から生まれた企業や団体を取材!
学生の皆さんによる新たな発見を紹介します。

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鎌田醬油株式会社

「醤油は芸術品」。このように語ったのは180年以上に渡って醤油や味噌を作り続けている鎌田醤油株式会社の専務取締役 鎌田雅敬さんです。  鎌田醬油の歴史は長く、農業の傍ら、酒造業を行っていましたが、1833年頃から1837年にかけて起こったといわれている「天保の飢饉」の際に、藩主からの指令によって、備蓄のために味噌、醤油を作り始めたのが始まりとされています。建物も江戸時代に建てられたものに修繕・改築を加えながら、現在も当時と変わらない作業場を使用しています。

 長い歴史の中で、鎌田醬油が同業他社に負けず、お客様に選ばれ続けている背景には、材料や製法へのこだわりだけでなく、「日本の基本調味料」だからこそ、実直に生まれたものを届けたいという想いがあるからです。

 味噌と醤油の原材料である丸大豆は、地域の畑に足を運び、社員自らの目で確かめ、農家と契約を結び、丁寧に作られた100%宮城県産の丸大豆を使用しています。国内産の大豆のみを使用して醤油や味噌を作っているメーカーは数少なく、材料から鎌田醬油のこだわりを感じられます。

 鎌田さんは、「ただ単に会社が大きくなればいいわけではない。当たり前のことをどれだけ続けることができるかが大事だ。」と話していました。機械の進化が進み、作業の簡易化が進む現代において、鎌田醤油は、昔ながらの製法を守りながら、手間を惜しまない醤油・味噌づくりを行っています。

安価で手に入りやすい醤油はたくさんありますが、鎌田醤油は、材料・製法を吟味し、限られた生産量の中、本当に理解をしてくれるお客様へ向けて妥協のない製品を届ける「当たり前のこと」を続けています。

毎日使う身近な調味料であるからこそ、鎌田醬油が生み出す、日本人の心と体に沁み渡る醤油や味噌は、多くの人々に愛され続けています。

鎌田醤油ホームページ http://kamatashouyu.jp/